単位はmhl(million hectolitre, ミリオンヘクトリットル)で、
日本人にはあまり馴染みのない表現ですが、
詰まるところ、1億リットルです。
※2020に記載されている"prel."は
preliminary estimate の略で概算見積もり となります。
つまり、1位のイタリアの2018年のワイン生産量(概算見積もり)は
約47億リットルということになりますね。
こちらの表によると、
2015年~5年連続ではイタリアが生産量1位となっています。
(ちなみに2014年はフランスが1位でした)
ワインといえばボルドー・ブルゴーニュといった
フランスワインが多いイメージですが、
国別だとイタリアが1位になるんですね。
ちなみにこの表はヨーロッパだけですが、
ナパ・ヴァレーなどで有名なアメリカは
約25億リットルとなっています。
ヨーロッパほどではないですが、ワイン生産量が多い事が分かります。
他には日本ではよく飲まれる、日本輸入量1位のチリワインは
約10億リットルとなっており、
ヨーロッパやアメリカほどではありませんが、なかなかの生産量です。
フランスワインはほとんどがボルドーとブルゴーニュですが、
州ごとに全く異なる特徴を持つのがイタリアワインの特徴です。
ぶどう品種や醸造の割合の種類が多岐に渡るため、
キャンティやバローロのような比較的知名度の高いワインもあるものの、
そのほとんどが無名なワインです。
そのため、国としては世界一のワイン生産量を誇るイタリアでも、
イタリアワインを知るには大変多くの時間が必要で、
その多様性が多くの愛好家を惹きつけているのでしょう。
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