バッグとあんこの役割

 | 

バッグを購入したときに、中に入っているこんな紙やビニールの袋

これを『あんこ』とか『コミ』って呼んでいます。

一般的には梱包材とも呼んでいるかと思います。

どうやら、お饅頭に入っている餡子が由来のようです。


 

【あんこの役割】

あんこにはカバンの形を整える役割があります。

上写真のように中にあんこを入れることで、

店頭や工場での保管時、輸送時など、

未使用時に鞄の形を整え、歪まないようにする役割があります。

 

また、家庭でバッグを使用する場合も、手間はかかりますが、

家に帰ったら中身をあんこに入れ替えたほうが、

永く良い形でバッグを使い続けることができ、

メーカーとしては推奨する方法でもあります。


 

【あんこの種類】

あんこには大きく分けて2種類があります。

1.紙製あんこ

新聞紙等を紙で巻くあんこです。

新聞紙やシュレッダー後の紙など

廃材を利用できるため、コストが安く環境にも良いです。

また、バッグに合わせて大きさを調整し変えられるため、

よりバッグの形に相応しいあんこづくりが可能です。

 

ーメリットー

 安い(廃材で作成可能)

 大きさが自由

ーデメリットー

 作成に時間がかかる

 

新聞紙等を丸めて

紙で巻いて

形を整えれば完成

 


2.プラ製あんこ

機械等で作成したプラスチック製のあんこです。

プチプチと呼ばれる包装材や空気の入ったものなど、

様々な種類のビニール製あんこがあります。

 

こちらは梱包材の作成機を購入すれば、

自動で製造できるため、高速で楽ですが、

機械代やビニール代が必要です。

 

弊社では上のような機械を使っていますが、

本体が50000円程度、ビニールが1つ2円程度の費用がかかります。

ーメリットー

 作成が速い

 自動で製造

 捨てるときに小さい

ーデメリットー

 形が均一(素材の取り換えが必要)

 初めの導入コスト(機械代)が高い


 

【まとめ】

このように各アンコに一長一短はありますが、

使い方や費用、時間によって使い分けが必要です。

 

バッグの形をきれいに調整するために、なくてはならないあんこ。

でも、あんこ単体で売っているところは無さそうです。(弊社調べ)

なので、あんこは自分で作るしかありません。

もし売っているところがあったら教えてください。。。

 

自分たちで作るしかないため、

意外とコストや手間がかかっているメーカーも多いと思います。

製品以外の意外なところにも手間暇がかかってるんですね。

本記事に関する内容はもちろん、

その他革製品に関するご質問・ご要望がございましたら、

お気軽に弊社までご連絡くださいませ。

 

Tel:06-6720-1522

E-mail:info@nadaya.co.jp

シェア
Translate »