今回はFIBA(国際バスケットボール連盟)公式球(7号球)を

革製品を扱うメーカーならではの視点で

素材・断面・内側など画像つきでご紹介をします。

バスケットボールの素材は大きく分けると４種類あり、

となります。

今回は特にBリーグやNBAでも公式球として使われる、

最高級の天然皮革製ボールについて、ご説明します！

今回中身を見るボールは

実際にプロバスケットボールプレイヤーの方が

使い古したボールを特別にいただきました。

やはり天然皮革ボールはアジがあります！！

その他サイズやメーカー紹介などは今回は割愛いたします。

他サイト様で詳細な説明がありますので、是非ご覧ください。

では早速、まずは内側の画像です！

バスケットボールの内側には、

タイヤのチューブなどに使われるブチルゴム

という素材が貼られています。

このゴム素材のおかげで、最適な空気圧を維持できるのですね。

ところでこのブチルゴム、どうも凸凹しているようです、

なぜでしょうか？

その答えは、このブチルゴムとカバーの間にあります。

このブチルゴムを１枚めくった画像がコチラ

何やら線状の素材が張り巡らされていますね。

思い切ってベリっとめくってみました！

このように一面にナイロン繊維が貼られています。

このナイロン繊維によって強度や耐久性をもたせているのですね。

ここでよく見ると、このナイロン繊維が貼られているのも、

革裏ではないようです。

どうやら他にも素材が使われているようです。

次は断面図を見てみましょう。

断面図からも分かるように、

革とナイロン繊維の間にも素材がありますね。

こちらの素材はメーカーの企業秘密になっている部分が多いのか、

調べたのですが素材の詳細が分かりませんでした。。。

力不足ですみません。。。

革の手触りとナイロンの耐久性以外の部分、

ボールの強度や感触、跳ね具合など、

まさにボールメーカーの創意工夫した素材と言えそうです。

さて、最後はボールの表素材、天然皮革についてです。

使用感のあるボールは新品のあの表面の凹凸がなくなっていたため、

（ここまで使えるなんてやっぱりプロはすごい！）

別途ボール用の本革をご用意しました。

というのも私たち、普段はバスケットボール用の革を使った

革小物シリーズを展開しています！

突然の宣伝で恐縮ですが、是非こちらもご覧ください！

革の拡大図はコチラ

う～ん、バスケットボールのこの凸凹、たまんないですね。

そして、普段見ることのない、この革の側面と裏側がコチラ

いかがでしたでしょうか。

バスケットボール（公式球）は

・天然素材

・カバー素材（メーカー秘密？）

・ナイロン素材

・ゴム素材

からできているんですね。

私たちはボールメーカーではないので、

もし細部に誤りがあったら大変申し訳ございません。

本記事に関する内容はもちろん、

その他革製品に関するご質問・ご要望がございましたら、

お気軽に弊社までご連絡くださいませ。

Tel:06-6720-1522

E-mail:info@nadaya.co.jp